鹿の舟のいま

奈良公園

近鉄奈良駅からすぐ近く、興福寺や国立博物館など

数々の社寺や文化施設が隣接する奈良公園。

 

奈良に観光で来られた方は、一度はその近くを通るでしょう。

 

奈良公園は、昔から多くの方の心を打つ美しい風景として親しまれ、

万葉集でも多く詠まれています。

 

平城京に都がおかれた奈良時代に寺社仏閣が建てられてからは、

信仰や観光を目的に多くの方が訪れ、愛された場所でした。

 

春には桜の名所として知られており、

秋になると、もみじや銀杏など様々な樹々が色づき

公園全体が秋色に染まります。

 

今の時期は南京ハゼが一足早く赤みを帯びてきています。

 

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11月上旬から紅葉し始め、12月上旬ごろまで楽しむことができます。

鮮やかに染まった葉の下でのんびりと過ごす時間は、心穏やかにしてくれます。

 

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夜には、紅葉の時期だけでなく、興福寺五重塔、猿沢池、浮見堂をはじめとした

一帯の重要建造物等を中心に通年ライトアップが行われています。

 

ライトアップされた紅葉は昼に見られる美しさとは、また別の美しさがあります。

 

 

11月6日(日)まで、奈良国立博物館で第68回正倉院展が開催されています。

普段は正倉院に保管されている、光明皇后が東大寺に献納した様々な宝物が

奈良国立博物館に展示されています。

 

毎年数ある中から一部が展示され、それを目的に全国から多数の人が訪れます。

今年は、聖武天皇の一周忌斎会(さいえ)関連の宝物や様々な金工品の出陳が見どころです。

 

また、博物館を出てすぐの奈良公園登大路園地ではC'festaが開催されています。

奈良産食材のPR、レストランシェフと生産者・消費者の

それぞれの交流を目的に始まったこちらのイベントで、

緑の草原カフェ くるみの木」も「青空キッチン」にて出店しています。

 

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秋の奈良はこれから更に深まり、いつも以上に賑やかになります。

 

清々しい朝の空気、日中のぽかぽかと温かい陽気、

少しひんやりとする澄んだ夜の雰囲気を感じながら

奈良散策をお楽しみください。

 

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