季節のワークショップ

梅干し教室

梅干し作りは、豊かな時間を与えてくれる手仕事です

梅干し.JPG


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「待つ」ということが少なくなった
だから
町角でザルにならんだ梅干しに出くわすとはっと我に帰るよう

自然風土の中にあって、人間の役割は「待つ」こと
待たなくなったから、何だか みんながすみづらくなってしまった

青い梅の実がきて、かめに塩ひとつかみと梅の実を入れる

初夏・・・梅雨がくる・・・「待つ」
そして、梅雨明け すがすがしい青空

「待った」のちのハレのとき
かめの中でシワシワにやわらかくなった幸せそうな梅
そして、ざるにならべる

それは、まるで忘れてしまった何かを思いおこさせる
だから、今年も梅を漬ける 

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毎年ご好評いただいている「八百屋 ろ」高橋さんに学ぶ、
梅干し教室を今年も開催いたします。

西吉野の生産者・萩本さんが手塩にかけて育てた梅と、
伊豆大島の塩「海の精」を使い、
梅そのものの旨みを引き立てる梅干しを仕込みます。

日本の生活文化にずっと根付いてきた梅干し。

梅干し作りは、「待つ」ことによる時間を糧にして生きてきた私たちが、
どこかで失いかけている文化の知恵の産物なのです。

梅の効用や特性など、梅にまつわるお話も教えてくださいます。

初心者の方にもわかりやすい内容ですので、ぜひお気軽にご参加ください。


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八百屋 ろ 梅干し教室
日時/6月18日(月)13:00→15:00 頃
場所/[鹿の舟]繭 読書室
金額/3,700円+税 (小さなお菓子付)
定員/12名
持ち物/エプロン、手ふきタオル、三角巾、ボウル(直径25㎝~30㎝のもの)
容器(3リットルの甕がおすすめです)

※お問い合わせ・ご予約は繭(Tel.0742-94-3500)まで

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◎八百屋 ろ プロフィール

1985年、高橋秀夫さんが奈良市学園前に「八百屋 ろ」を創業。
高橋さんご家族が営む八百屋と喫茶店です。
無農薬での野菜栽培がまだ試作的な時代の中で
昔ながら土の匂いのする仕事として、農薬、化学肥料にたよらず
堆肥による伝統的な農業の復活を村(生産地)へ。
そして美味しさや安全性を町(消費地)に広める取り組みを
すすめてこられました。
自然共生の中で育まれる豊かな暮らしを提唱されています。


◎梅の生産者 萩本了一さん

奥吉野の急峻な山肌に代々、梅と柿を作っています。

谷をのぞむその畑は、多くの労力を必要とし、
農薬にたよらない栽培の日々では、山を知り、
地を知り、
木々の育ちやすい環境をつくるため、
梅の木に柿の木に寄り添うように山を歩きつづけておられます。


[鹿の舟]では、毎月第1・3・5月曜日の11:45~15:00に
「食堂 竈」正面入口前にて八百屋ろ「青空市」を開催しております。

※当日開催予定の「青空市」は、[鹿の舟]の田んぼ西側の庭に移動いたします。
新鮮な無農薬野菜・海と山の幸を販売いたしますので、
高橋さんとお話しながら、青空の下、お買い物をお楽しみください。

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