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月乃音 中国茶稽古 4月開講

月乃音 中国茶稽古記録 4月
於studio noix

台灣紅茶

茶の主成分
ポリフェノール(カテキン含む)
主に渋みを含む成分、新芽に多く分布する
カフェイン
主に苦みを含む成分、新芽に多く分布する
茎部分にはきわめて少ない
アミノ酸
鮮度と旨味は葉と茎に存在する。葉より茎部分に多い

紅茶の製茶工程
萎凋→揉捻→静置(発酵)→揉捻→乾燥→整形

紅茶6種の審査
魚池郷紅茶(茎)/魚池郷紅茶(葉)/紅玉/阿薩母(台灣アッサム)/
初芯(新種)/蔵芽(新種)

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「製茶工程」と葉の形状や色などを確かめる「紅茶6種の審査」
香りや茶葉の形状に6種それぞれの特徴をとらえます
茶葉の大きさ、細さ、長さに注目し、いずれかの茶葉かを審査します

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日月譚紅茶
日月譚
台湾南投県魚池郷は台灣紅茶の名産地
一帯には茶木が自生、原住民による茶作りが確認された土地

1903年日本統治時代、紅茶生産が本格化
1925年日本政府がインドからアッサム種を輸入
台湾総督府は日月譚に「魚池郷紅茶試験支所」を設立
新井耕吉郎氏が中心となりアッサム紅茶の生産を推進
1595年「日月譚老茶工場」では有機栽培の紅茶を生産
※昨年、乃月先生が日月譚を訪問され、
 歴史的建造物での茶作りの現場を体感されました

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魚池郷紅茶(茎)/2024年秋冬摘み
甘みが感じられ口の中に残る青々しい香り、
発酵の香りが複雑な風味を醸し出し、飲み進めるうちに
ほんのりと渋みが広がります

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紅玉/2024年秋冬摘み
水色は明るい赤みを帯び、ハーブのような清涼感が感じられます
ほのかな酸味、すっきりとした後口が特徴

阿薩母(台灣アッサム)/2024年秋冬摘み
より紅茶らしい香り、苦みが少なく甘みを感じられます

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あつあつの春キャベツと豚肉の包子
手づくりの点心の優しい味わいが茶の風味と相まって
ほおばる時間もまた至福のひとときです

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烏梅
竹炭の真っ黒に染まった甘酸っぱい梅の実
滋養があり、ぎゅっと詰まった果肉の歯ごたえが
味わい深い一品

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恩塚正二さんの蓋物にパッションフルーツ
蓋を開けると、南国特有の華やかな香りがあふれ、
台灣アッサムに溶け込みとろりとした舌ざわり
様々な茶の嗜みを学びます

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長年培われた茶の歴史や記録に
日々学びを更新し、稽古を積み重ねます
繰り返し憶え、ひとつひとつを着々と身に付けながら
一歩前進する稽古時間

次回5月20日開講です





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