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月乃音 中国茶稽古 5月開講

月乃音 中国茶稽古記録 5月
於studio noix

台灣茶 -台東-

茶の木はツバキ科ツバキ属の常緑樹
飲料の茶として「中国種」「アッサム種」の2種に分類されます
日本では寒さに強い「中国種」が育ち、旨味成分であるアミノ酸が豊富
「アッサム種」は高温多湿を好み、温暖な気候でよく育ちます
「中国種」は葉が3~5cm、10~18cmの葉をつける「アッサム種」の
大きな茶葉はより日光を浴びて育つため、カテキンが多く含まれます

茶の主成分はポリフェノール、カフェイン、アミノ酸
それらは茶の味と発酵の原料となり、製造方法により
渋み、苦み、旨味など味わいをもたらすもの

台灣 台東「鹿野」
台東県は台灣南東部に位置し、盆地一帯が鹿の生育地であったことから
鹿寮と呼ばれる。原住民の移住地であった土地に漢民族や日本移民が開拓した
1960年代にはアッサム種の栽培がさかんになり、
近年は青心烏龍、佛手、武夷など、多数の品種が栽培されている
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もみの木は初夏のほんの数日、新芽を伸ばします
明るく柔らかな新芽に湯を注ぐとほのかにハーブミントのような、
清らかな香りが立ち口の中が爽やかな清涼感であふれます
辻和美さんの硝子に軽やかな黄緑色が映え
見目麗しい景色が広がります
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鹿野紅烏龍茶 2023年春摘み
濃厚な果実味が香り、一煎目、二煎目と飲み進めるうちに増す甘み
まとわるような旨味が特徴
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台東野放白茶 2024年春摘み
茶杯に残る香りは林檎のように爽やかな風味
萎凋→乾燥の手順で作られる白茶は、茶葉の香りが生き生きと感じられ
透明感ある水色にやわらかく明るい味わい
熱々角煮まんをほおばると白茶もすすみます
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高雄六亀野放烏龍茶 低焙煎 2016年春摘み
八年間熟成された烏龍茶
茶葉に籠った湿気を取るため低焙煎した老茶
高雄六亀の茶は力強い風味を持つため沸騰湯を落ち着かせ、
湯の温度を90℃まで下げ、茶の香りを引き出します
焙煎の渋みと深い甘みが余韻に残ります
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茶葉の色、香り、かたちを見つめ、
最適な温度、時間で茶煎れを実践する稽古時間
乃月先生の一言一言を心に留め茶器と身体の距離、茶器の使い方、
身体の使い方、呼吸を意識し
稽古を繰り返し、また新たな経験を積み重ねます

次回6月17日(火)開講いたします

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