二十四節気の「小寒」を過ぎ、一年の中で最も寒い「大寒」の時期です。

［鹿の舟］の庭も、春夏秋冬と季節を巡り、植物の様子が大きく変化しています。
暦では「大寒」の次は、節分を経て「立春」を迎えます。

今は真冬ではありますが、

ほのかに春に近づいている様子が感じられる、庭の様子をお届けいたします。

冬の植物

金柑


柊
節分の魔除けにも使われる柊。

鰯の頭を枝に刺した柊を魔除けに飾る風習がありますが、
奈良町でもちらほらと見かけることがあります。


水仙



椿

2月3月は椿の開花時期です。

奈良には、奈良三名椿（東大寺開山堂、伝香寺、白毫寺）と呼ばれる椿があり、
2月～3月4月が見頃です。

秋から花や実を付けている植物

モチノキ


老爺柿


櫨（ハゼ）の実


白山吹の実

春に向けて、少しづつ蕾が膨らみ、咲き始めている植物

白梅
梅は、花も綺麗ですが、香りも素晴らしいです。
2月には甘くて爽やかな香りとともに、満開に咲き誇っているでしょう。


三椏（ミツマタ）


沈丁花


菫（スミレ）

庭の草木には、人間のようなカレンダーはありませんが、
季節の流れや月日の移り変わりを体感して、変化しているのでしょうか。

これから暖かくなるにつれ、庭の様子も春へと衣替えをしていきます。



季節の変化とともに、草木が日々、変化していくのが楽しみです。