秋の余韻がまだ残る12月3日（日）、「極月の大和茶会」を開催いたしました。

奈良市月ヶ瀬でこだわりの大和茶を作り続けておられる、
「ティーファーム井ノ倉」井ノ倉光博さんを講師にお招きしました。

月ヶ瀬で聴こえる、鳥のさえずりをはじめ自然の音をBGMに、
柔らかい雰囲気に包まれながら会は始まりました。

まずは、「月ヶ瀬」の地域についての魅力をお伝えいただき、
茶葉が育まれた背景を知り、お茶をいただきます。

今回のお茶会に合わせて、3種類のお茶をご用意いただきました。

1種類目は極上かぶせ煎茶「玉響」。

玉響のために、月ヶ瀬の清水をご用意いただき、
茶葉の甘み、まろ味、そして水色（すいしょく）の美しさを味わっていただきます。

より美味しく味わうための淹れ方の違いを細かく説明していただきながら、
1煎目から3煎目までの味わいの違いを楽しみます。




合間にはお茶請けもご用意させていただき、
お茶とお菓子の取り合わせもお楽しみいただきました。

「玉響」を3煎淹れた後は、茶葉をいただきます。

まずは茶葉そのままの味を楽しみ、
次に軽くポン酢をかけて、いただきます。




お茶の旨みを最後まで味わっていただきました。

2種類目は、和紅茶「つきのかをり」。

「玉響」とは淹れ方も異なるため、
それぞれの淹れ方の違いを皆さま真剣に聞いておられました。

「つきのかをり」に合わせた洋菓子にも、
井ノ倉さんが作られた大和茶を使用し、
大和茶を存分に味わっていただきました。




3種類目はかりがね茶「山笑う」。

3種類の大和茶それぞれの味わいの違いを
じっくりと楽しんでいただきました。




「山笑う」には、月ヶ瀬の和菓子を合わせ、
最後は月ヶ瀬に想いを馳せながら、会は終了いたしました。

今回の大和茶会を通じて、
月ヶ瀬のことをより知っていただけたなら幸いです。


ご参加いただいた皆さま、有難うございました。