茶の湯の学校「庭」 開催いたしました
2月23日(土)に庭舎MAKIOKA代表、庭職人の牧岡一生様を講師にお迎えして、
茶の湯の学校 第3回「庭」を開催いたしました。![]()
早春と呼ぶにふさわしい、うららかな日差しの差し込む午後、
西ノ京駅で参加者の皆様と待合せ、
会場となる森蘊(おさむ)庭園研究室まで歩いて向かいました。
今回特別に公開して頂いた森蘊庭園研究室は森蘊さんの旧邸でもあります。![]()
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日本庭園史家・作庭家として、奈良の庭園に偉大な功績を遺された森蘊さんは
牧岡さんの師匠であり、牧岡さんにとって森蘊氏との出会いは
庭職人としてかけがえのないものであったと伺っています。
庭が全面に見える会場で、牧岡さんが、ご自身が庭職人になったきっかけや
日本庭園の基本知識、数多く手掛けられている奈良や西欧の庭園を例にあげながら
作庭で考えること、庭の楽しみ方などを、お話し下さいました。![]()
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お話しの後は
繭で通年のお茶稽古の講師、武者小路千家 正教授 鳥井妙招様がお茶と、
「茶の湯の学校」第1回目「和菓子」の講師、樫舎(かしや)ご主人の
喜多さんの和菓子を皆様に振る舞って下さいました。![]()
また参加者の皆様には自由に庭を見学していただき、
牧岡様にご質問などもしていただきました。
決して大きくはない旧居とお庭ですが、森蘊さんが楽しみ、
大切にしてきたのを感じる素敵な空間です。![]()
そして現在旧居と庭を守っておられる牧岡一生さんに
その空間でお話しをお伺いできたのは貴重な機会でした。
奈良には様々な思いの込められた古庭園が数多く残されています。
その表情は季節の移ろいと共に、刻一刻と変化し、私たちを愉しませてくれます。
今回の会が庭の四季折々の魅力により親しんでいただく
きっかけとなれば幸いです。![]()
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。![]()