生活学校のお知らせ

奈良市東部地域の手仕事「手箒」 開催いたしました

師走を迎え、冬の気配を感じる奈良町で、
「奈良市東部地域の手仕事」を知る企画の第三弾として、
手箒を作る教室を開催いたしました。

今回は、柳生藩で有名な奈良市柳生地区で、
本業の指物師の傍ら箒作りをされている森田さんを講師にお招きし、
午前と午後の二部制で箒作りを行いました。

箒を作る前に、まずは柳生地区の歴史や見所、そして箒の素材について伝えてもらいます。

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今回は、柳生地区で集めた芒(すすき)を用いた箒を作りますが、
自然素材の箒を生活の中でより気軽に取り入れてほしい、
箒作りを広めていきたい、という森田さんの思いから、
箒作りに作られる「ほうきもろこし」の説明も。

箒のことをしっかりと学んだら、いよいよ作業に入ります。
用途や使い勝手に合わせた、自分のための箒を作るため、
見本を見ながら、作りたい大きさや形を考え、形にしていきます。

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ひとつずつの作業を通して、形が見えてくると、作業も楽しくなります。

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午後の部では、休憩の合間に、森田さんが自作した、
素材の異なる箒それぞれの特徴や特性を伺う時間も設けられました。

作業を再開し、仕上げに取り掛かります。

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やり方を覚えるため、皆さまも真剣にやり方を学びます。
3時間と少し長丁場の会になりましたが、
皆さま最後まで集中して作業に取り組んでおられました。

作り終えたら、少し一服し談笑や質問の時間に入ります。

森田さんが皆さまのために、とご用意された月ヶ瀬産の大和茶に、
東部、阪原地区に住む方々が朝から手づくりしてくれた草もちを頬張ります。

この地区の直売所でも一番人気のこちらの草もちは、
優しい味わいともちもちの触感が絶妙です。
"美味しい"と嬉しい感想が飛び交います。

手箒05.jpg


手仕事を中心に、最後は食を通して東部地域に触れていただきました。

また、森田さんが見本としてご持参された箒ですが、
購入を希望する声も多く、お気に入りのものを選ばれ、持ち帰る方の姿も。

これから、自然素材の箒のある生活をより楽しんでいただけたら幸いです。

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また、奈良市東部地域を紹介する写真展「ならのはるをめざして。」は、
今週末、12月8日(日)まで続きます。

写真を通して触れる東部地域もまた、あたたく素朴でもあり、魅力的です。
こちらも合わせてお楽しみください。

ならのはるをめざして.JPG

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