花の勧学会 -- なげいれ -- 9月 開催いたします
花人 杉謙太郎さんを講師にお迎えして
9月9日(火)10時より開催いたします。
古典花道の勉強会「花の勧学会」を開催いたします。
季節の花を生ける「抛入(なげいれ)」と呼ばれる室町時代に源流を持ついけばなです。
とりわけ茶席で生けられる花はこの抛入の流れを汲むもので、「茶花」とも称されます。
「土壁と野の花」
現代の暮らしは、明るく清潔な壁紙の空間の中にありますが、
かつては土壁のある空間が日常でした。
利休の師 武野紹鷗の時代には、この土のままの壁が美として見直され始めます。
その素朴な壁の前に、道端の草花をそっと置いてみると、
それまで気にも留めなかった野に咲く花が、驚くほど新鮮で美しく映ります。
この感覚は、備前や信楽の花器に花を生けたときにも通じるものでしょう。
今回は、土肌と野の花が響き合う感覚を、秋草と共に味わっていただければと思います。
はじめての方も歓迎です。お気軽にご参加ください。
杉 謙太郎
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開催概要
日時
9月9日(火)10:00
約2時間/ご予約制
会場/[鹿の舟]繭Mayu 奈良市井上町11
参加費/6,600円(税込)
持ち物/生けてみたいお花や花器*¹・花鋏*²
ご予約・お問合せは こちらから
*¹お花と花器わずかですが、先生がご準備して下さっている分があります。
*²花鋏をお持ちでない方は、当日会場で先生がご用意くださった鋏をご購入いただけます。
ご予約時、もしくは事前に会場の[鹿の舟]繭にお伝えください。
会場では貸出用の鋏はございません。ご了承くださいませ。
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花人 杉謙太郎 Sugi Kentaro プロフィール
九州・福岡出身で国内外問わず活動をしている
古典花道という領域の「いけばな」を学び、独自の表現を追求し続け
旧式の「いけばな」だけではなく、様々な視点と角度から作品を生み出している
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写真 奥山晴日